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出雲大社を参拝|境内や表参道、稲佐の浜など見どころをご紹介!

こんにちは、スミスです!

島根県出雲市にある日本屈指のパワースポット「出雲大社」へ行ってきました。広大な境内の中には、本殿をはじめ、出雲大社の主祭神「大国主大神」の御神像や「いなばのしろうさぎ」の石像など、たくさんの見どころがあります。私なりの出雲大社のオススメの参拝の方法や、表参道など付近の立ち寄りたいスポットもご紹介します!

この記事で分かること

出雲大社の見どころや境内の様子
出雲大社での参拝方法
出雲大社周辺のスポット情報

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出雲大社|数千年の歴史を持ち、神々が集う社

出雲大社とは?

出雲大社とは、西暦712年に完成した「古事記」に創建の由縁が記載されるほど歴史の長い神社で、全国各地から観光客が訪れるスポットとして有名です。

出雲大社は、明治時代初期までこの辺りの地名である「杵築大社(きづきたいしゃ)」と呼ばれ、現在は「出雲大社(いずもたいしゃ|正式名称「いずもおおやしろ」)」と呼ばれています。

主祭神は大国主大神(だいこく様)

出雲大社の主祭神「大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)」です。大国主大神は、須佐之男命(スサノヲノミコト)の子孫としても知られています。

境内の至る所には、大国主大神の御神像があります。
出雲大社の正門からまっすぐに伸びる参道を進んでいくと、境内入口手前の右手に見えてくるのは「ムスビの御神像」です(以下の写真)。

右手側には「大国主大神」、左手側の荒波の上には「魂(みたま)」があります。これらの像は、古事記・日本書紀に書かれたワンシーンが表現されているそうです。大国主大神は神様になる前に、この魂のおかげをいただき、神性を養い、ムスビの大神(大国主大神)になったとされています。

出雲大社の境内①|一の鳥居〜下り参道〜四の鳥居

一の鳥居「宇迦橋の大鳥居」|高さ23mの大鳥居

1915年に建立された宇迦橋(うがばし)の大鳥居は、高さ23m、幅14mある大きな鳥居。以下の写真、奥側に見える真っ白な鳥居が「宇迦橋の大鳥居」で、手前の鳥居が「勢留の鳥居」です。

二の鳥居「勢留の鳥居」|出雲大社境内の入り口

出雲大社の表参道「神門通り」の突き当たりの場所には、二の鳥居「勢留(せいだまり)の鳥居」があります。

「勢留」とは、人の勢いが留まる場所という意味があるようです。出雲大社と刻まれた大きな石像もあるので、多くの観光客が足を止めて、写真を撮影していました。

下り参道|二の鳥居の先は下り坂

ニの鳥居から三の鳥居までの参道は、下り坂になっています。御本殿に向かう参道が下りなのは全国的にも珍しく、なぜ下りなのかは様々な説があり、明確な理由は不明のようです。

以下の写真は、御本殿が鎮座する側から出雲大社の入り口側から望むと、坂になっていることがよく分かります。

浄の池|ミズアオイやカキツバタが咲く池

三の鳥居の手前、右手側には「浄の池(きよめのいけ)」が広がります。

池にはをはじめ、9月頃に青紫色の花を咲かせる「ミズアオイ」、主に5月頃に花を咲かせる「カキツバタ」の花々を鑑賞して楽しむこともできます。訪問時はカキツバタが少し咲いていました。

私の祖父は生前、田んぼでカキツバタの生育をしていたので、カキツバタという花に愛着を感じてます。

三の鳥居「鉄の鳥居」|松の並木道にある鳥居

下り参道を進み、下り坂が終わった先には、三の鳥居「鉄の鳥居」があり、日本の名松100選にも選ばれる、真っ直ぐに続く松の並木道が続きます。

松と松の間の中央の道は神様の通り道とされていたそうです。現在は松の根を保護するため、参拝者は両脇にある舗装された道を通りましょう。

四の鳥居「銅の鳥居」|出雲大社の神域の正門

いよいよ出雲大社の神域の正門とされる、四の鳥居「銅の正門」を一礼し、潜ります。
四の鳥居「銅の正門」は、1666年に毛利元就の子孫が寄進したものだとか。

鳥居の先には、出雲大社の拝殿や御本殿が見えてきました。次は、拝殿や御本殿のお姿をご紹介していきます。

出雲大社の境内②|拝殿・御本殿

拝殿|お祈りを捧げる場所

御本殿でお参りする前に、まずは1963年に再建された拝殿を参拝します。

長さ6.5m、重さ1トンとされる注連縄(しめなわ)も人目をひきます。一般的な注連縄とは左右逆に結ばれているそうです。

神聖な注連縄にお賽銭を投げ入れることは縁起の良いことではない(神様に失礼な行為)ので、やらないようにしましょう。

八足門|御本殿を参拝

御本殿の前にある「八足門(やつあしもん)」は、1667年に造られた門で、国の重要文化財に指定されています。八足門の内側には御本殿があり、ここから御本殿を参拝します。

通常は内側に入ることができませんが、一部の日程(2023年は1月1日から5日)や特別参拝といった限定企画などが行われる時は、開放されることもあるようです。開放日はかなり混雑するようですが、普段入れない場所を鑑賞できるのはワクワクします!

御本殿|大国主大神が鎮座する壮大な神殿

手前側に見える八足門の後ろ側に鎮座するのが、国宝にも指定される「出雲大社の御本殿」です。日本最古の神社建築様式である大社造りで、高さは24mあり、壮大な姿と存在感を感じさせます。

現在の御本殿は1744年に造営されたものですが、古代の出雲大社は現在の高さの約2倍、48mもあったそうです。また、大国主大神が鎮座する御神座は、南側(八足門側)ではなく、西側を向いています。そのため、御本殿の西側から参拝する観光客も多くいらっしゃいます。

以下の写真は、後ろ側からの御本殿の写真です。
後ろ側が御本殿に最も近い場所になるかと思います。

出雲大社の境内③|彰古館・素鵞社・西十九社・神楽殿

彰古館|出雲大社の資料展示施設

御本殿の北西側に位置する「彰古館(しょうこかん)」は、だいこく様の像や出雲大社の資料展示がされている施設です。

訪問時は休日の昼間でしたが、閉館していました。出雲大社の歴史資料展示は、彰古館とは別に、宝物展や古代出雲歴史博物館でも行われています。

素鵞社|須佐之男命を祀る社

御本殿の後ろ側、御本殿よりも一段高い場所に位置する「素鵞社(そがのやしろ)」は、御本殿で鎮座する大国主大神の親神「須佐之男命」が祀られています。

また、素鵞社の床縁下には御砂が置いてあります。「稲佐の浜」で取ってきた砂を置き供え、御砂をいただき、持ち帰って自宅の庭などに撒き清め、神様からの御加護をいただくこともできます。

西十九社・東十九社|全国から集まる神々の宿所

御本殿の西側と東側には、全国から集まる神々の宿所となる社「十九社(じゅうくしゃ)」があります。御祭神は八尾萬神(やおよろずのかみ)です。

旧暦10月11日から17日にかけて、出雲大社の全国各地の神々が集う際に宿所になるそうです。

素鷲川|西十九社と神楽殿の間を流れる川

御本殿から神楽殿に向かう道中に流れる川は「素鷲川(そががわ)」です。

神楽殿|長さ13.6m、日本最大級の注連縄

御本殿の西側に位置する「神楽殿」は、270畳の大広間があるなど、一際大きな建築物です。もともと出雲大社宮司家の大広間として使用されていたようですが、現在は、祈祷や結婚式などさまざまな祭事行事でも使用されています。

特に神楽殿で存在感があるのが大きな注連縄です。長さが13.6m、重さが5.2トンあります。見る人を圧倒させる大きさで、多くの参拝客が写真を撮影されています。

神聖な注連縄にお賽銭を投げ入れることは縁起の良いことではない(神様に失礼な行為)ので、やらないようにしましょう。

出雲大社の境内④|いなばのしろうさぎ

因幡の白うさぎ|境内のあちこちに石像

出雲大社の境内には、至る所に「いなばのしろうさぎ」の石像があります。
以下の写真は、大国主大神が、痛みに苦しんでいるしろうさぎに手を差し伸べるシーンの御神像です。

古事記に記されている出雲の神話の1つに「いなばのしろうさぎ」のお話があります。簡潔に話をまとめてお伝えします。

島根県の隠岐諸島から因幡の国まで海を渡ろうとしたウサギがいました。渡るためにワニザメに嘘を付き、因幡まで渡ろうとしましたが、嘘がバレて、ワニザメに毛皮を剥がされてしまいます。

痛がっていたウサギのもとに、因幡の国にいる美しい女性へ求婚するための旅をしていた大国主大神の兄弟、八十神(やそがみ)たちが現れます。八十神は、痛みが悪くなるよう、ウサギに「海に浸かって、風に当たりなさい」と伝え、ウサギの痛みはさらにひどくなります。

しばらくして後方で荷物持ちをしていた大国主大神が現れます。大国主大神は、ウサギから理由を聞き、「川の真水で身体を洗い、「ガマの穂」を敷いて寝なさい。」と伝え、ウサギの体調は良くなり、苦しんでいるウサギを助けました。

出雲大社に参拝される際には、境内のあちこちで見られる「しろうさぎ」の像も眺めてみてください!

出雲大社でのオススメの参拝方法

出雲大社を参拝する前に「稲佐の浜」へ

出雲大社の境内にある素鵞社(そがのやしろ)で御砂を持って帰りたい方は、出雲大社を参拝する前に「稲佐の浜」へ行くことをオススメします。

①稲佐の浜で浜辺の砂を集め、出雲大社へ持っていく。
②出雲大社の拝殿、御本殿などを参拝する。
③御本殿の後方に鎮座する「素鵞社」で「稲佐の浜」の砂を置き供える。
④素鵞社の床縁下の御砂をいただく。
⑤いただいた御砂は、御守として保管したり、自宅の土地に撒き清める。

出雲大社は「2礼4拍手1礼」

多くの神社は「2礼2拍手1礼」で参拝しますが、出雲大社では「2礼4拍手1礼」が参拝の作法とされています。
また、5月14日の例祭では、「2礼8拍手1礼」を作法としているそうです。

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稲佐の浜|全国の八百万の神様を迎えるスポット

稲佐の浜とは?

出雲大社の西側約800mの場所に位置する、日本海沿いにある砂浜です。
渚の浜100選に選ばれ、国譲りの神話の舞台や、旧暦の10月10日には全国各地の神様をお迎えする場所としても知られています。

きれいな砂浜や日本海に沈む夕日も美しいスポットなので、出雲大社を参拝するなら、稲佐の浜も必ず立ち寄っていただきたいスポットです。

弁天島|稲佐の浜にある島

稲佐の浜にはポツンと現る島「弁天島」があります。弁天島の上側には鳥居や祠があり、豊玉毘古命(とよたまひこのみこと)が祀られています。

弁天島はどこかパワーを感じられるスポットなので、ぜひお参りください。

出雲大社の表参道「神門通り」|土産店や飲食店が立ち並ぶエリア

出雲大社や稲佐の浜を訪れた後は、お腹が空いてきます。そんな時は神門通りへ!

神門通りを散策&ちょっとだけ食べ歩き

出雲大社の鳥居からまっすぐに伸びる表参道は「神門通り」と呼ばれています。
全長約700mの表参道には、多くの飲食店やカフェ、土産店が立ち並び、多くの観光客で賑わうエリアです。

出雲そばを食べたり、ソフトクリームやたい焼きを食べたり、お土産を買ったり。年々、お店の数も増え、楽しみ方の幅も広がっています。

神門通りにはどんなお店があるのか知りたい方は、出雲市観光協会HP「出雲観光ガイド」の神門通り特集をご覧ください。

しんもん横丁|ソフトクリーム&勾玉カステラを実食!

今回は甘いものが食べたかったので、神門通り沿いにある「しんもん横丁」に立ち寄りました。

蜂蜜がかかったソフトクリームと、勾玉の形をしたベビーカステラを実食です。
歩き疲れた後の甘いものは最高なんですよね!しんもん横丁のお店の前には、座って軽食を食べられるようなスペースもあり、たくさんの観光客が小休憩をしていました。

出雲は昔から勾玉の生産が盛んな場所で、神門通りのお店には勾玉が販売されるお店もちらほら!

出雲大社へお越しの際には、神門通りの散策もオススメですので、ぜひ立ち寄ってみてください!

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出雲大社までのアクセス

別記事にて更新予定ですので、公開までお待ちください。

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