こんにちは、スミスです。
今回の記事では、中四国地方の都市で「都会度が高い街トップ10」をランキングにしました!人口だけの指標では分からないことが多いので、交通機関や法人数、飲食店数など様々な指標を参考にしながら、ランキング付けしました。
参考程度に読んでいただければと思いますm(_ _)m
都会度の測定方法
今回は私流の方法で以下のとおり都会度を測定し、ランキング付けしました。
なお、都会度測定の解説文になるため、読み飛ばしても問題ありません。
1、都会度の指標として10の項目選定
都会の定義は難しいですが、今回は以下の項目を選定しました。
■人が多い(配点20)
→人口、昼間人口
■交通機関が充実している(配点20)
→JRおよび私鉄等の乗降客数
■お店が多い(配点20)
→小売業の店舗面積、飲食店数
■ホテルなど宿泊場所が多い(配点10)
→宿泊所数
■会社が多い(配点20)
→法人数・従業員数
■ビルが多い(配点10)
→高層ビル数
人が多い=都会、交通機関が充実=都会、お店が多い=都会、ホテルなど泊まれる場所が多い=都会、会社が多い=都会、高層ビルが多い=都会という安易な考えに基づいています。
2、人口が多い中四国地方の15都市を選出
まずはトップ10にランクインしそうな中四国の15都市を以下のとおり抽出しました。この15都市は「中四国の人口数が多い上位15都市」から選んでいます。
■中国地方
鳥取市、松江市、出雲市、岡山市、倉敷市、広島市、福山市、呉市、東広島市、山口市、下関市
■四国地方
徳島市、高松市、松山市、高知市
その後、都会度指標として選定した10項目に関する値を、15都市それぞれで調べてまとめました。
3、福岡を100とし、中四国の都市で都会度No.1を決定
中四国地方で一番都会度が高い都市を決めるため、福岡市を100とした時、「中四国地方各都市の点数を算出」しまして、最も高い点数だった都市を中四国地方で都会度No.1都市とします。
なお、福岡市の各項目数値は以下のとおりでした。
項目 | 数値 |
---|---|
人口 | 1,613,361人 |
昼間人口 | 1,704,218人 |
JR駅の乗降客数 (TOP3平均) | 102,821人/日 |
私鉄等の駅の乗降客数 (TOP3平均) | 137,027人/日 |
小売業売り場面積 | 1,484,741㎡ |
宿泊所数 | 405箇所 |
飲食店数 | 9,367店 |
法人数 | 23,072社 |
従業員数 | 782,408人 |
高層ビル数 (高さ61m以上) | 39棟 |
4、中四国の都会度No.1の都市を基準に、残り14都市の点数を算出
中四国地方の中で一番都会度が高かった都市を100とした時、中四国各都市の各項目の点数を算出しました。
果たして、中四国地方の都会トップ10はどこの都市がランクインするのか?激しい接戦になっていますので、ぜひご覧いただければと思います。
※調べるのが大変だったので、見ていただきたい願望ありww
中国・四国地方の都市|都会度ランキングトップ10
都会度ランキング第1位「広島市」
中国・四国地方で一番都会度が高い都市は国際平和都市の「広島市」です。
福岡市を100(項目別では10)とした時、広島市は75.133という中四国トップの結果でした!福岡の4分の3規模の都市という見方もできるかもしれません。個人的には結構リアルな気がします(笑)
項目 | 点数 (基準10) | 数値 |
---|---|---|
人口 | 7.446 | 1,201,281人 |
昼間人口 | 7.106 | 1,211,020人 |
JR駅の乗降客数 (TOP3平均) | 6.972 | 71,683人 |
私鉄等の駅の乗降客数 (TOP3平均) | 4.704 | 64,461人 |
小売業売り場面積 | 8.724 | 1,295,285㎡ |
宿泊所数 | 6.469 | 262箇所 |
飲食店数 | 6.962 | 6,521店 |
法人数 | 8.521 | 19,659社 |
従業員数 | 6.435 | 503,446人 |
高層ビル数 (高さ61m以上) | 11.795 | 46棟 |
合計 | 75.133 |
高層ビル数(61m以上)は福岡市より広島市の方が多いため、10を超える数字となっています。また、広島市は小売業売り場面積や法人数が多いのも特徴と言えそうです。
ここからは、中四国地方各都市の順位を見ていきましょう!
都会度ランキング第2位「岡山市」
第2位は、中四国地方の交通拠点である岡山市です。
なお、第2位以降の数値は、広島市を100とした時の数値となります。
項目 | 点数 ()内は中四国15都市の順位 | 数値 |
---|---|---|
人口 | 6.036(2) | 725,108人 |
昼間人口 | 6.153(2) | 745,199人 |
JR駅の乗降客数 (TOP3平均) | 7.288(2) | 52,243人 |
私鉄等の駅の乗降客数 (TOP3平均) | 0.655(4) | 4,219人 |
小売業売り場面積 | 6.703(2) | 868,272㎡ |
宿泊所数 | 4.924(3) | 129箇所 |
飲食店数 | 5.067(2) | 3,304店 |
法人数 | 6.195(2) | 12,178社 |
従業員数 | 6.210(2) | 312,653人 |
高層ビル数 (高さ61m以上) | 3.913(2) | 18棟 |
合計 | 53.144 |
総合的に2位の項目が多く、53.144という結果となりました。
都会度ランキング第3位「高松市」
第3位は、四国地方のビジネス拠点である高松市です。
項目 | 点数 ()内は中四国15都市の順位 | 数値 |
---|---|---|
人口 | 3.478(6) | 417,803人 |
昼間人口 | 3.599(6) | 435,901人 |
JR駅の乗降客数 (TOP3平均) | 1.434(8) | 10,279人 |
私鉄等の駅の乗降客数 (TOP3平均) | 1.684(3) | 10,856人 |
小売業売り場面積 | 4.722(3) | 611,613㎡ |
宿泊所数 | 4.847(4) | 127箇所 |
飲食店数 | 3.536(4) | 2,306店 |
法人数 | 4.228(3) | 8,311社 |
従業員数 | 3.826(3) | 192,606人 |
高層ビル数 (高さ61m以上) | 1.739(3) | 8棟 |
合計 | 33.093 |
高松市は中四国地方で6番目に人口が多い都市ですが、今回のランキングでは第3位にランクインしました。人口やJR駅の乗降客数を除けば、3位から4位を占めています。
都会度ランキング第4位「松山市」
第4位は、道後温泉や松山城など有名観光地がある松山市でした。
項目 | 点数 ()内は中四国15都市の順位 | 数値 |
---|---|---|
人口 | 4.259(3) | 511,569人 |
昼間人口 | 4.295(3) | 520,193人 |
JR駅の乗降客数 (TOP3平均) | 0.811(12) | 5,810人 |
私鉄等の駅の乗降客数 (TOP3平均) | 1.729(2) | 11,146人 |
小売業売り場面積 | 4.479(6) | 580,152㎡ |
宿泊所数 | 5.954(2) | 156箇所 |
飲食店数 | 3.543(3) | 2,310店 |
法人数 | 3.867(5) | 7,603社 |
従業員数 | 3.666(4) | 184,565人 |
高層ビル数 (高さ61m以上) | 0(-) | 0棟 |
合計 | 32.603 |
高松市とは僅か0.49の差で、すごく僅差でした。
松山市で計画中の高層ビルが完成すれば、高松市を越える可能性もあると言えます。
都会度ランキング第5位「福山市」
第5位は、バラの街として有名な福山市です。
項目 | 点数 ()内は中四国15都市の順位 | 数値 |
---|---|---|
人口 | 3.840(5) | 461,268人 |
昼間人口 | 3.839(5) | 464,897人 |
JR駅の乗降客数 (TOP3平均) | 2.822(4) | 20,229人 |
私鉄等の駅の乗降客数 (TOP3平均) | 0(-) | 0人 |
小売業売り場面積 | 4.542(5) | 588,302㎡ |
宿泊所数 | 3.931(7) | 103箇所 |
飲食店数 | 3.087(6) | 2,013店 |
法人数 | 4.052(4) | 7,966社 |
従業員数 | 3.517(5) | 177,075人 |
高層ビル数 (高さ61m以上) | 0.435(5) | 2棟 |
合計 | 30.065 |
バランス良く点数が上積みされた結果、第5位という結果になりました。
都会度ランキング第6位「倉敷市」
第6位は、美観地区という美しい街並みが広がることで有名な倉敷市です。
項目 | 点数 ()内は中四国15都市の順位 | 数値 |
---|---|---|
人口 | 3.952(4) | 474,793人 |
昼間人口 | 3.894(4) | 471,594人 |
JR駅の乗降客数 (TOP3平均) | 3.264(3) | 23,400人 |
私鉄等の駅の乗降客数 (TOP3平均) | 0.342(6) | 2,202人 |
小売業売り場面積 | 4.684(4) | 606,722㎡ |
宿泊所数 | 3.855(8) | 101箇所 |
飲食店数 | 2.730(8) | 1,780店 |
法人数 | 3.456(6) | 6,794社 |
従業員数 | 2.641(6) | 132,936人 |
高層ビル数 (高さ61m以上) | 0(-) | 0棟 |
合計 | 28.818 |
JR駅の乗降客数トップ3平均は、23,400人で第3位という結果でした。JR利用者の多さには驚きました。JR倉敷駅から出発する電車の本数も調べましたが、思っている以上に多かった。
都会度ランキング第7位「高知市」
第7位は、カツオのたたきなど美味しい食べ物で溢れるグルメな街、高知市です。
項目 | 点数 ()内は中四国15都市の順位 | 数値 |
---|---|---|
人口 | 2.721(7) | 326,814人 |
昼間人口 | 2.861(7) | 346,494人 |
JR駅の乗降客数 (TOP3平均) | 0.581(13) | 4,166人 |
私鉄等の駅の乗降客数 (TOP3平均) | 0.436(5) | 2,810人 |
小売業売り場面積 | 3.045(7) | 394,360㎡ |
宿泊所数 | 4.771(5) | 125箇所 |
飲食店数 | 3.349(5) | 2,184店 |
法人数 | 2.668(8) | 5,246社 |
従業員数 | 2.261(7) | 113,853人 |
高層ビル数 (高さ61m以上) | 0.652(4) | 3棟 |
合計 | 23.346 |
宿泊所数や飲食店数、高層ビル数が上位にランクインしています。
都会度ランキング第8位「徳島市」
第8位は、阿波踊りで有名な徳島市です。
項目 | 点数 ()内は中四国15都市の順位 | 数値 |
---|---|---|
人口 | 2.101(9) | 252,364人 |
昼間人口 | 2.315(8) | 280,361人 |
JR駅の乗降客数 (TOP3平均) | 0.894(10) | 6,409人 |
私鉄等の駅の乗降客数 (TOP3平均) | 0(-) | 0人 |
小売業売り場面積 | 2.265(9) | 293,355㎡ |
宿泊所数 | 3.702(9) | 97箇所 |
飲食店数 | 2.860(7) | 1,865店 |
法人数 | 2.720(7) | 5,347社 |
従業員数 | 2.052(8) | 103,311人 |
高層ビル数 (高さ61m以上) | 0.435(5) | 2棟 |
合計 | 19.344 |
バランス良く点数が積み上げられています。徳島駅前や国道沿いは車の交通量も多くて、都会的な印象を持っています。
都会度ランキング第9位「下関市」
第9位は、本州最西端の海峡都市である下関市です。
項目 | 点数 ()内は中四国15都市の順位 | 数値 |
---|---|---|
人口 | 2.124(8) | 255,199人 |
昼間人口 | 2.188(9) | 264,983人 |
JR駅の乗降客数 (TOP3平均) | 1.667(5) | 11,953人 |
私鉄等の駅の乗降客数 (TOP3平均) | 0(-) | 0人 |
小売業売り場面積 | 2.848(8) | 368,846㎡ |
宿泊所数 | 3.397(10) | 89箇所 |
飲食店数 | 1.860(9) | 1,213店 |
法人数 | 2.069(9) | 4,067社 |
従業員数 | 1.598(11) | 80,458人 |
高層ビル数 (高さ61m以上) | 0.435(5) | 2棟 |
合計 | 18.186 |
JR駅の乗降客数が多い特徴があります。福岡県の小倉や門司方面に向かう電車も結構走っており、福岡県とも繋がりが多い都市となっています。
都会度ランキング第10位「松江市」
第9位は、宍道湖に面し、玉造温泉などの温泉地もある観光都市の松江市です。
項目 | 点数 ()内は中四国15都市の順位 | 数値 |
---|---|---|
人口 | 1.696(11) | 203,779人 |
昼間人口 | 1.581(11) | 213,717人 |
JR駅の乗降客数 (TOP3平均) | 1.643(14) | 3,968人 |
私鉄等の駅の乗降客数 (TOP3平均) | 0.112(8) | 721人 |
小売業売り場面積 | 1.765(14) | 228,596㎡ |
宿泊所数 | 4.427(6) | 116箇所 |
飲食店数 | 1.537(11) | 1,002店 |
法人数 | 1.698(11) | 3,338社 |
従業員数 | 1.491(12) | 75,080人 |
高層ビル数 (高さ61m以上) | 0.435(5) | 2棟 |
合計 | 15.479 |
人口は中四国地方で11位でしたが、トップ10にランクインしています。市街地の近くに温泉地もあり、宿泊所数が多い特徴があります。
なお、中四国地方で人口第10位の呉市の得点は14.184で、第11位という結果でした。
中国・四国地方の都会度ランキング順位まとめ
順位 | 都市 | 得点 |
---|---|---|
第1位 | 広島市 | 100.000 |
第2位 | 岡山市 | 53.144 |
第3位 | 高松市 | 33.093 |
第4位 | 松山市 | 32.603 |
第5位 | 福山市 | 30.065 |
第6位 | 倉敷市 | 28.818 |
第7位 | 高知市 | 23.346 |
第8位 | 徳島市 | 19.344 |
第9位 | 下関市 | 18.186 |
第10位 | 松江市 | 15.479 |
最後に一言
今回のランキングでは、できるだけ客観的な指標で調査できるものを軸に項目を選定し、ランキングを作成しました。私的には、意外にもそれっぽい結果になったような印象でしたが、いかがでしたでしょうか?
当然、項目や配点によっても点数は異なってくるので、あくまでも参考程度に見ていただければと思います!
また、中四国地方のことを少しでも知っていただければ幸いです。今後ともこのようなランキングも含めながら、中四国地方のさまざまな情報を発信する記事を書いていきます。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
それでは、また次の記事でお会いしましょうm(_ _)m
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