こんにちは、スギ・ヒノキ・イネ花粉症のスミスです!
タイトルにもありますとおり、
2022年も春の花粉シーズンがやってきてしまいました。
早い場所では、2月上旬にも飛散開始の予測も出ておりますので、対策を始めた方が良い時期といえそうです。
この記事では、「2022年春、中四国地方におけるスギ・ヒノキ花粉はどれくらい飛散するのか」「2021年はどれくらい飛散したのか」をお伝えしていきます!
【2022年】中国・四国地方/スギ・ヒノキ花粉飛散予測
2022年/花粉飛散開始時期予測
日本気象協会によると、中四国地方のスギ花粉は早い場所で「2月上旬」と予測されています。2月上旬の飛散予測地点は「山口県の瀬戸内海側、高知県中部・西部、愛媛県中予・南予」で、その他の地点は2月中旬予想です。
2022年スギ・ヒノキ花粉のピーク予測は、広島市で「スギ花粉が3月上旬〜中旬」「ヒノキ花粉が4月上旬」、高松市で「スギ花粉が2月下旬〜3月中旬」「ヒノキ花粉が3月下旬〜4月中旬」です。
2022年/花粉飛散量予測
日本気象協会によると、2022年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は、中国地方で「例年の70%(やや少ない)・2021年の80%(やや少ない)」、四国地方で「例年の60%(少ない)・2021年の70%(やや少ない)」と予測されています。
都道府県別の飛散量予測結果は以下のとおりです。
県 | 飛散量(例年比) | 飛散量(2021年比) |
鳥取県 | やや少ない | 少ない |
島根県 | やや少ない | ー(欠測) |
岡山県 | 少ない | やや多い |
広島県 | 平年並 | 平年並 |
山口県 | 少ない | やや少ない |
徳島県 | 少ない | 少ない |
香川県 | 少ない | 少ない |
愛媛県 | 少ない | やや少ない |
高知県 | やや少ない | やや少ない |
※日本気象協会「2022年春 予想花粉飛散量(例年比)」「2022年春 予想花粉飛散量(前年比)」の資料をもとに表を作成
中四国地方の飛散予測は少なめの傾向ですが、広島は平年並、岡山は昨年よりやや多いという悲しい予測結果でした。西日本を中心に例年・前年ともに少ない傾向となっており、全体的には、花粉症の方にとってちょっとだけ嬉しい予測結果になっています。
少なめの予報が出ているとはいっても、あくまでも予測ですので、私自身もしっかりと対策を行なっていきたいと思います!
【2021年】中国・四国地方/スギ・ヒノキ花粉飛散結果
ここからは「中四国地方では2021年春にどれくらいのスギ・ヒノキ花粉が飛散したのか」を花粉飛散開始情報(NPO法人花粉情報協会)のデータに基づき、お伝えします。
上記、測定地点のデータをもとに飛散結果をまとめてみました!
2021年 スギ・ヒノキ花粉の総飛散数
2021年の各地点のスギ・ヒノキ花粉総飛散数は、測定地点によって大きく異なる結果でした。鳥取県米子市や愛媛県松山市はスギ・ヒノキ花粉の飛散数が多く、岡山県岡山市は少なめでした。観測地点の環境による所も大きいかと思いますが、どちらにしても、1cm2でこんなに花粉が付着するのかと思うとゾッとしますね。。
地点 | スギの飛散数 | ヒノキの飛散数 |
鳥取県米子市 | 3,800 | 2,916 |
岡山県岡山市 | 977 | 466 |
広島県尾道市 | 2,740 | 437 |
香川県三木町 | 3,291 | 963 |
愛媛県松山市 | 5,043 | 1,543 |
※飛散数は、1cm2あたりの個数です。
2021年 スギ・ヒノキ花粉の飛散開始日
2021年、各地点におけるスギ花粉の飛散開始日は「2月上旬から中旬」、ヒノキ花粉の飛散開始日は「3月上旬から中旬」という結果になりました。ちょうどスギ花粉が飛び始めて、1ヶ月ほどでヒノキ花粉の飛散が始まったようです。
なお、飛散開始日は2日間連続して花粉が観測された日であるため、実際の初観測日は下記日にちよりも早くなる場合があります。
地点 | スギの飛散開始 | ヒノキの飛散開始 |
鳥取県米子市 | 2021年2月6日 | 2021年3月9日 |
岡山県岡山市 | 2021年2月13日 | 2021年3月15日 |
広島県尾道市 | 2021年2月12日 | 2021年3月13日 |
香川県三木町 | 2021年2月13日 | 2021年3月4日 |
愛媛県松山市 | 2021年2月5日 | 2021年3月9日 |
2021年 スギ・ヒノキ花粉の飛散最多日
2021年、各地点におけるスギ花粉の飛散最多日は「2月下旬から3月初旬」、ヒノキ花粉の飛散最多日は「3月中旬から4月初旬」という結果でした。飛散開始後、2週間ほどでピークを迎える傾向にあるようです。
地点 | スギの飛散最多 | ヒノキの飛散最多 |
鳥取県米子市 | 2021年3月1日 | 2021年3月26日 |
岡山県岡山市 | 2021年2月20日 | 2021年4月1日 |
広島県尾道市 | 2021年2月22日 | 2021年4月1日 |
香川県三木町 | 2021年2月22日 | 2021年3月27日 |
愛媛県松山市 | 2021年2月22日 | 2021年3月18日 |
2021年 スギ・ヒノキ花粉の飛散終了日
2021年、各地点におけるスギ花粉の飛散終了日は「4月上旬から中旬」、ヒノキ花粉の飛散終了日は「4月下旬」という結果でした。2月から4月にかけての3ヶ月間にわたり、スギやヒノキ花粉は飛散しています。
地点 | スギの飛散終了 | ヒノキの飛散終了 |
鳥取県米子市 | 2021年4月13日 | 2021年4月27日 |
岡山県岡山市 | 2021年4月1日 | 2021年4月27日 |
広島県尾道市 | 2021年4月9日 | 2021年4月29日 |
香川県三木町 | 2021年4月4日 | 2021年4月26日 |
愛媛県松山市 | 2021年4月11日 | 2021年4月27日 |
2021年 スギ・ヒノキ花粉の飛散推移
各地点におけるスギ・ヒノキ花粉の飛散量の推移を折れ線グラフにまとめました。
グラフで見てみると、米子市で観測された花粉の多さが目立ちます。一方で、岡山市で観測された花粉の少なさがとても印象的な結果でした。同じ中四国地方でも、場所によって大きく異なります。
出典:NPO法人花粉情報協会「ダーラム法によるスギ花粉測定(2021年)・ダーラム法によるヒノキ花粉測定(2021年)」
※グラフや表は、上記出典もとのデータを活用し、作成。
※ダーラム法:単位面積(1平方㎝)あたりに落下する花粉数を計測する重力法
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!
「備えあれば憂いなし」がそんなに通用しない気がする花粉症ですが、私の行きつけのお医者さんによると、症状を悪化させた後は薬が効きにくいため、薬などを服用し、症状を出させないことが大切だから、と助言を受けました。
今年もこの言葉を胸に刻み、早めに薬を飲みながら、2022年春シーズンを乗り越えていきます。皆さまも体調に気をつけて、春を楽しんでいただければと思います。
それでは、次の記事でお会いしましょう!
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