こんにちは、スミスです!
今回の記事では、広島県竹原市の大久野島(うさぎ島)までの3通りの行き方をご紹介します。忠海(ただのうみ)港、大三島の盛(さかり)港、三原港・須波港から船が出港していますので、各ルートのオススメポイントを交えながらお伝えします。
大久野島のウサギたちや島の様子は以下の記事にてまとめていますので、良かったらこちらもご覧ください!
大久野島とは?
大久野島は広島県竹原市に位置し、瀬戸内海に浮かぶ周囲4キロほどの離島です。
瀬戸内海国立公園に指定されており、2022年現在では500〜600羽ほどのウサギが生息していると言われています。
大久野島までの主な行き方|3ルート
ルートの概要
大久野島は離島のため、辿り着くためには各港からフェリーあるいは旅客船を利用する必要があり、島へ向かうルートは主に以下の3パターンがあります。
❶忠海港(広島・竹原)からフェリー※あるいは旅客船
❷盛港(愛媛・大三島)からフェリー※
※フェリーは大久野島経由で忠海港と盛港を行き来しています。
❸三原港・須波港から旅客船(ラビットライン)|土日祝限定
フェリー|忠海港〜大久野島〜盛港(大三島)
旅客船|忠海〜大久野島
①忠海港(広島・竹原)からフェリー・旅客船
忠海港から大久野島へ向かうルートです。
最も利用客が多い行き方で、大久野島経由で大三島行きのフェリーあるいは大久野島行きの旅客船が運行されています。
フェリー・旅客船の便数と運賃
大久野島へ向かうフェリーなどの便数は以下のとおりです。
・フェリー:7便/日
・旅客船:8〜10便/日
30分から1時間に1本程度が運行されています。大久野島からの帰り便も同様の便数です。
※2023年2月時点
忠海港から大久野島までの運賃は、片道360円/大人・片道180円/子どもです。また、フェリー・旅客船ともに同じ金額です。
なお、忠海港発の最新の時刻表は、休暇村大久野島の公式サイトよりご確認ください。
きっぷ売り場
赤と黒が基調のおしゃれな建物内にて、フェリー・旅客船のきっぷが販売されています。
建物内にある券売機で、乗船きっぷを購入します。
この切符を買えば、忠海港から出発するフェリー・旅客船、どちらも乗船可能です。
忠海港の駐車場
忠海港には多くの車が停められる無料の駐車場があります。
以下の写真は、現地で設置されているマップです。
■第1駐車場
船のりばのすぐ近くの駐車場ですが、駐車台数が56台ほどしか停められないため、満車であることが多いです。
■第2駐車場
船のりばから徒歩4分(350m)の場所にあり、車が120台ほどは停められるほどの駐車場です。
■仮説駐車場
船のりばから徒歩7分(550m)の場所にあり、100台ほど車が停められる仮説の駐車場です。
●のPは第1駐車場、●のPは第2駐車場、●のPは仮説駐車場の場所です。
忠海港までのアクセス(車)
■山口・九州方面からお越しの方
山陽道の河内ICから車で約25分(20km)
■岡山・関西方面からお越しの方
山陽道の本郷ICから車で約20分(15km)
忠海港までのアクセス(交通機関)
JR呉線の忠海駅から徒歩4分(350m)で、忠海港へ到着することができます。
②盛港(愛媛・大三島)からフェリー
愛媛県今治市大三島の盛港から大久野島へ向かうルートで、大久野島経由の忠海港行きのフェリーに乗船すれば、ウサギ島へ向かうことができます。
フェリーの便数と運賃
大久野島へ行くことができるフェリーの便数は以下のとおりです。
フェリー:6~7便/日
※概ね1〜2時間に1本が運行
※大久野島からの帰り便も同様の便数
以下写真の右側の時刻表に、大三島【盛港】の出発時刻が記載されています。
また、盛港から大久野島までの運賃は片道360円/大人・片道180円/子どもです。
※2023年2月時点
なお、盛港発の最新の時刻表は、休暇村大久野島の公式サイトよりご確認ください。
きっぷ売り場
フェリーの乗り場付近にある建物内にて、乗船券が販売されています。
盛港の駐車場
盛港には無料の駐車場があります。
盛港までのアクセス(車)
■本州・四国方面からお越しの方
西瀬戸道(しまなみ海道)の大三島ICから車で約8分(6km)
盛港までのアクセス(交通機関)
盛港付近にはバスが通っていません。
最寄りの交通拠点は、複数のバスが発着する大三島BS(道の駅多々羅)です。道の駅多々羅から盛港まで、タクシーあるいはシェアサイクルを利用されることをオススメします。盛港までの距離は約5.5kmです。
■シェアサイクル(レンタサイクル)
2023年2月時点では、大三島でシェアサイクル(レンタサイクル)のサービス提供は2社が行なっているようです。
③三原港・須波港から客船(ラビットライン)|土日祝限定
広島県三原市の三原港あるいは須波港から旅客船で大久野島へ向かうルートで、土日祝・GW・お盆限定の運行です。
旅客船の便数と運賃
大久野島へ行くことができる旅客船(ラビットライン)の便数は以下のとおりです。
フェリー:4便/日
※大久野島からの帰り便も同じ便数
また、運賃は以下のとおりです。
片道料金 | 往復料金 | |
三原〜大久野島 | 1,600円 | 2,600円 |
須波〜大久野島 | 1,100円 | 1,800円 |
※2023年2月時点
なお、最新の時刻表や運賃、乗船券の予約等は、土生商船グループの公式サイトよりご確認ください。
きっぷ売り場
■三原港
フェリーの乗り場付近にある、三原港ターミナルビル内で乗船券が販売されています。
■須波港
フェリーの乗り場付近にある、待合所等が設けられた建物内で乗船券が販売されています。
三原港・須波港の駐車場
■三原港の駐車場
三原港内には駐車場がありません。
そのため、周辺のコインパーキングなどへ車を停める必要があります。なお、三原駅付近には時間貸の駐車場が複数あるので、停める場所には困らないかと思います。
■須波港の駐車場
須波港には無料駐車場があります。
三原港・須波港までのアクセス(車)
■三原港までのアクセス
山口・九州方面からお越しの方
・山陽道の本郷ICから車で約23分(17km)
岡山・関西方面からお越しの方
・山陽道の尾道ICから車で約20分(13km)
■須波港までのアクセス
山口・九州方面からお越しの方
・山陽道の本郷ICから車で約25分(18km)
岡山・関西方面からお越しの方
・山陽道の尾道ICから車で約28分(18km)
三原港・須波港までのアクセス(交通機関)
■三原港までのアクセス
山陽新幹線、JR山陽本線や呉線が乗り入れる三原駅から徒歩約5分(300m)で、三原港へ到着できるため、アクセスが良い港です。
■須波港までのアクセス
JR呉線の須波駅から徒歩14分(1.2km)。
駅から須波港まで少々歩くことになります。
フェリーや旅客船乗船で気になる点まとめ
訪問時の混雑具合|2023年1月21日(土)時点
2023年1月21日(土)訪問時は、そこまで混雑していませんでした。
行きは、忠海港を9時40分出発するフェリーに乗船。帰りは大久野島を12時45分に出発する旅客船で忠海港へ戻りました。
行きのフェリーは30人〜40人が並ぶ程度で、船内の席も空席が目立つ感じで、帰りの旅客船は100人乗りの船に40人ぐらいが乗船するぐらいの人出でした。
それでも、忠海港の第1駐車場や第2駐車場はたくさんの車が停まっている状況でした。
船に乗れるか心配な方へ
【参考】フェリーの混雑状況|私が調べる限り
コロナ前の大久野島は、大変多くの観光客で賑わい、特に大型連休はフェリーや旅客船に長蛇の列ができていました。フェリーに乗れずに数時間待ったといった方もおられたようです。
2014年から2019年までの投稿では特にGWを中心に「フェリー乗船、3時間待ち」「ディズニーランドより混んでる」といった投稿が確認できました。
現在の大久野島がどのような状況になっているのか知りたく、私がtwitterで確認したところ、2020年以降は「フェリーに乗れなかった」といった投稿は確認できませんでした。
しかし、2023年の年始には「大久野島のフェリー激混み」「駐車場がいっぱいだった」といった投稿がちらほら見られたので、人の動きが活発になりつつある今は大型連休を中心に混雑するかと思います。
三原港・須波港発の旅客船(ラビットライン)なら事前予約可能
三原港・須波港発の旅客船(ラビットライン)は、大久野島まで行くルートで、唯一、事前予約が可能です。
混雑を心配するのが嫌な方は、ラビットラインを事前予約し、乗船する方法もオススメです!
大久野島への車の乗り入れ
大久野島は一般車両の走行ができません。
島内は、歩きで十分にウサギと触れあったり、廃墟などの様々なスポットを巡ることができますよ。
また、キャンプ利用者以外で、どうしても車を島に持ち込ませたい方は、大久野島の第2桟橋にある駐車スペースに停めることになります。
なお、車はフェリーのみ乗船可能です(多客時は車両乗船の制限をする可能性もあるようです)。