こんにちは、スミスです!
山口県萩市は、江戸時代の町並みが残る城下町をはじめ、吉田松陰や伊藤博文、高杉晋作、木戸孝允など歴史上の有名な方々の所縁のあるエリアでもあります。約15年ぶりに訪れ、城下町などを散策してきましたので、萩の町並みの様子や見どころをご紹介します!
萩城城下町エリア
萩城城下町|江戸時代の町並みを散策
萩は、萩城跡や武家屋敷など、城下町の町並みや史跡が多く残る町として有名です。
萩城下町は「明治日本の産業革命遺産」の一部の構成資産として、2015年に世界遺産に認定されています。
今回、散策したのは萩城跡のすぐ南西側に位置する「堀内地区」。
全国で最初に国の「重要伝統的建造物保存地区」として選定されています。
町並みを散策していると、着物姿で散策を楽しんでいる方もたくさんおられます。
(一社)全国きもの街づくり協議会の第2回きものの似合う街大賞で、萩は最多票を得て全国グランプリも受賞しています。
これまでさまざまな場所の江戸時代の町並みを散策しましたが、萩は江戸時代の町並みが残るエリアが広く、歴史上有名な人物が関連した史跡も多く残り、歴史好きには特に見応えのあるエリアです!
真っ直ぐに伸びた道路や町家が当時の城下町の面影を感じさせます。
また、道中至るところでガイドさんと周遊する観光客の姿を見かけました。古地図を見ながら町歩きをしたり、ガイドさんのお話を聴きながら史跡を巡ったり、楽しみ方もいろいろです。
・吉田松陰(松下村塾・誕生地)
・高杉晋作(誕生地)
・木戸孝允(旧宅)
・伊藤博文(旧宅・別邸)など
ぜひ萩にお越しの際には、萩城下町を散策されてみてください!
「萩にゃん」にばったり遭遇
城下町を散策していると、萩市のキャラクター「萩にゃん」が現れました。
高杉晋作が結成した奇兵隊の隊服を着用し、可愛らしさと格好良さを兼ね備えています!
首には萩の特産である「夏みかん」が付いていたり、頭に被った陣笠には毛利家家紋をモチーフにしたマークが施され、萩市観光課長代理としてPR活動を頑張っているのだとか。
萩の町を訪れた際にはどこかで活動しているかもしれませんので、萩にゃんをぜひ探してみてください!
萩八景遊覧船|川や海から眺める萩の町並み
萩八景遊覧船は、萩の城下町を川や海から眺めることができる遊覧船です。
例年3月から11月まで運行されており、約40分の遊覧を楽しむことができます。
出発地点は、萩城跡横にある指月橋です。
運行間隔が随時出発のため、数分ほど待ったのちに船が出港。萩の町を鑑賞する旅のスタートです!
ガイドさんの説明を聞きながら、船上から川沿いに立つ萩の町や萩城跡を眺められます。
萩城は、もともと広島城を居城としていた毛利輝元が関ヶ原の戦いで敗れ、この萩に築城したそうです。毛利輝元は、幕府から「城は3階までしか立ててはダメ」と命じられていましたが、約束を破らずに5階建ての城を建てたのだとか?
ガイドさんの話が上手なので、思わず聞き入ってしまいます。
川沿いや水路を遊覧した後は、日本海へ。2022年に放送されたドラマ「ファーストペンギン」の舞台となった萩市の大島も遠くの方にちらっと見ることができました。
こちらの遊覧船、季節によって特別コースが設けられます。
春には「桜鑑賞コース」、夏には「日本海鑑賞コース」「夕陽鑑賞コース」などが実施されます。桜鑑賞コースは川沿いに咲く桜を並木を船上より楽しめたり、日本海鑑賞コースでは船上から箱メガネで海中を覗いたりできるそうです。
■ 遊覧船のおまけ情報
遊覧船が橋の下を潜る時に、高さがギリギリのため、遊覧船の屋根を下げて橋の下を通過します。この時、乗船客は頭が屋根にぶつからないように姿勢を低くします。結構ギリギリなのでスリルがありますよー!
萩にお越しの際には、遊覧船に乗って風を浴びながら、萩の町並みや自然を楽しむのもオススメですので、ぜひ乗船してみてください!
萩ノ早蕨(はぎのさわらび)|シュワシュワのわらび餅ドリンク
萩の町並みを散策し、一息つきたい時に立ち寄りたいオススメのお店「萩ノ早蕨(はぎのさわらび)」へ。わらび餅をはじめ、わらび餅ドリンクやわらび餅ソフトを提供する、わらび餅専門店です。
今回いただいたのは、「夏みかんソーダ」と「渚ソーダ」。
飲むまではちょっと重たい感じかなと思ってましたが、そのようなこともなく、冷たくて炭酸でシュワっとするさっぱりとしたわらび餅ドリンクは美味しくて、ゴクゴク飲めました!
お店の前には座って飲めるようなスペースがあるので、ちょっとした休憩にも良いです!また、明倫学舎と萩城城下町のちょうど真ん中付近にあり、立ち寄りやすい立地なので、ぜひひと休憩にお立ち寄りください!
萩・明倫学舎|萩の観光拠点
2017年3月、萩の新たな観光施設としてオープンした明倫学舎は、旧明倫小学校の木造校舎群を改修整備して誕生しました。モダンな外観、校舎を思わせる内観が思わず目を惹きます。
館内には、レストランやお土産ショップから、世界遺産に登録された遺産を映像やパネルで解説する「世界遺産ビジターセンター」、江戸時代の貴重な資料などが展示される「幕末ミュージアム」などがあります。
萩に来たなら、まず初めに立ち寄っておきたい施設です!
松蔭神社エリア
松蔭神社があるエリアは、萩の城下町エリアから車で10分ほどの場所にある、松蔭神社や松下村塾、伊藤博文旧宅などがあるエリアにやってきました。
松蔭神社|吉田松陰をお祀りする神社
1907年に創建された松陰神社は、吉田松陰を主祭神とする神社です。
境内には、本殿や参道をはじめ、松下村塾や宝物殿、吉田松陰歴史館などがあります。
まずは鳥居を潜り、本殿で参拝させていただきます。
お土産やお食事ができるお店もありました。休憩する観光客も見受けられます。
他にも、吉田松陰が遺した言葉が記された「学びの道」などが整備され、松下村塾があったこの地ならではの雰囲気を感じることができました。
萩へお越しの際は、松蔭神社もぜひ寄っていただきたいスポットです。
松下村塾|数々の偉人が学んだ私塾
松下村塾は、吉田松陰が主宰した私塾です。
2015年には「明治日本の産業革命遺産」の一部の構成資産として世界遺産に認定されています。
松下村塾の塾生には、高杉晋作や伊藤博文、山県有朋など明治維新の原動力となった方々がいます。決して大きいとは言えない建物や講義室などが、当時の面影を感じさせてくれます。
松下村塾は松陰神社の境内にあるので、ぜひお立ち寄りください。