こんにちは、スミスです!
ジブリ作品「崖の上のポニョ」の舞台とされる広島県福山市にある鞆の浦。
瀬戸内海を代表する景勝地として知られ、古くから港町として栄えてきた歴史ある場所です。今回の記事では、そんな鞆の浦にあるオススメの観光スポットなどをご紹介していきます!
鞆の浦とは?
広島県福山市にある「鞆の浦」は、江戸時代の建造物や町並みなどが残る由緒ある港町。
日本遺産にも認定される江戸時代の「常夜燈」をはじめ、朝鮮通信使の迎賓館として使われていた「福禅寺 対潮楼」や鞆の浦から船に乗って5分で行ける離島「仙酔島」など、小さな町ながらも見どころがたくさんあるエリアです。
鞆の浦のオススメ観光スポット
鞆の浦を訪れたらぜひ立ち寄っていただきたいスポットをご紹介します!
鞆の浦の町並み
鞆の浦のシンボル「常夜燈」
「常夜燈(じょうやとう)」は、1859年に建造された船の出入りを誘導するための灯台です。高さが5.5mあり、現存する江戸時代の常夜灯の中では最大級の大きさがあります。
鞆の浦の港町を支えた灯りである「常夜燈」と一緒に写真撮影する方が多くいました。
常夜燈付近から対岸を見渡すと、港町らしい風景が広がっています。この付近の海岸沿いは潮の満ち引きにも対応できるよう、階段状になった船着場「雁木(がんぎ)」の構造になっている点も特徴と言えます。
江戸時代の家並み
趣ある家や商家が立ち並ぶ風景がとても落ち着きます。倉敷美観地区とはまた異なるこの雰囲気もとても素敵です。
仙酔島|鞆の浦から旅客船で5分の無人島
仙酔島とは?
仙酔島は、瀬戸内海に浮かぶ周囲約6kmの無人島です。
島内には宿泊施設や海水浴場、ハイキングコースなどが整備されており、多くの観光客が訪れています。また、全国的にも珍しい青・赤・黄・白・黒色の5色の岩が連なる「五色岩」を見ることができるパワースポットとしても有名です。
通行止めの最新情報は、福山市公式「ふくやま観光・魅力サイト」で更新されるかと思いますので、以下のリンクよりご確認ください。
船(平成いろは丸)に乗って仙酔島へ
仙酔島には、鞆の浦から旅客船に乗って向かうことができます。
思わず写真を撮りたくなる外観の「平成いろは丸」に乗船して5分ほどで、仙酔島へ到着します。徐々に鞆の浦の町並みが遠ざかっていきます。
船から眺める瀬戸内海の景色も気持ち良いですね。
海を眺めていると、あっという間に島に到着です!
自然豊かな仙酔島へ上陸
仙酔島へ到着後は、島内を散策です。
自然の力?によって形成された穴もありました。思わず潜りたくなるやつです笑
島内には海水浴ができるビーチも広がっています。
夏は多くの家族連れやカップルで賑わっている場所です。
御膳山展望台|鞆の浦の町並みを一望できるスポット
仙酔島の北側には「御膳山展望台」という鞆の浦の景色を一望できるスポットがあります。
仙酔島の旅客船乗り場から歩いて10分〜15分ほどの場所にあります。
ちょっと勾配はありますが、遊歩道がしっかり整備されているので、手軽に訪れることができると思います。
あまり観光客の姿はありませんでしたが、また異なった角度で鞆の浦を眺めることができるので、個人的にはぜひオススメしたい場所です!
ちなみに、上記写真の手前に写ったお堂が見える島は弁天島という渡れない島です。
野生?のタヌキ?を発見!
疑問が多くてすみません笑
野生なのか、タヌキなのかも分かりませんが、動物がいました。
人慣れしている様子で、堂々と芝生が広がった場所を歩いておられました。仙酔島へ行かれた際には出会えるかもしれません。
仙酔島までの行き方(アクセス)
鞆の浦にある「鞆の浦旅客船ターミナル」から船に乗船し、約5分で仙酔島へ行くことができます。
■ 乗船料(往復)
大人(中学生以上) | 240円 |
子ども(小学生) | 120円 |
乗船料は往復でこの価格。とてもリーズナブルな運賃設定だと思います。
■ 運行時刻表
仙酔島行きの旅客船は、1時間に約3便の間隔で運行されています。比較的多くの船が行き来しているため、時間を気にすることなく、仙酔島の散策を楽しめます。
※2023年3月時点の情報ですので、最新情報は以下のウェブサイトをご覧ください。
福禅寺 対潮楼|鞆の浦の景色が楽しめるスポット
福禅寺 対潮楼とは?
1690年頃、寺院・福禅寺の客殿として建立されました。
対潮楼からの眺望が有名で、鞆の浦のゆったりとした風景を楽しめる場所として人気です。
建物内の座敷からは、瀬戸内海に浮かぶ弁天島や仙酔島の風景が広がっています。
窓枠上部には「日東第一形勝」と書かれています。「朝鮮より東で一番美しい景勝地」という意味で、朝鮮通信使の方がこの眺望を称賛したそうです。
福禅寺 対潮楼は、江戸時代の面影が残る景色を楽しめる場所なので、ぜひ訪れてみてください!
とも猫シェルター|鞆の浦の猫ちゃん
鞆の浦の南側、円福寺や茶坊船番所があるエリアには、地域猫や保護猫がたくさん暮らしている「とも猫シェルター」があります。
シェルターの中で暮らす猫ちゃんから、歩道で気持ちよさそうにお昼寝をする猫ちゃんなど、たくさんの猫を見て癒されました。猫好きにはたまらないスポットなので、ぜひ訪れてみてください!
猫シェルターのすぐ先には歴史ある「円福寺」
もともと円福寺のあったこの地は、大可島という島で、南北朝時代には大可島城が築城されていたそうです。
1867年に起きた、坂本龍馬率いる海援隊のいろは丸と、紀州藩の船が衝突したことでいろは丸が沈没した「いろは丸事件」。その事件の際に紀州藩の宿舎として使用された場所でもあります。
太田家住宅|江戸時代から明治時代の姿が残る建築物
太田家住宅とは?
国の重要文化財である太田家住宅は、主屋や酒蔵などから成る建造物群で、江戸時代末期から明治時代初期にかけて建てられました。当時の商家建築を残した貴重な建物として知られています。
太田家住宅のお雛さま
鞆の浦では、例年2月半ばから3月下旬頃まで「ひな祭り」が催されています。
町内のいくつかある会場の1つが「太田家住宅」です。
有名な作家さんのお雛さまなどをはじめ、数多くの雛人形が展示されていました。中には国内最大級の大きな雛人形も!
鞆の浦の特産品「保命酒」を製造する酒蔵
太田家住宅は、18世紀後半に保命酒を中心とした酒類の醸造を行える酒蔵が増築されたそうです。
一部の建物内にも入ることができ、酒蔵ならではの雰囲気も味わうことができます。
【おまけ】茶房 船番所|気になっていたけど行けなかったカフェ
鞆の浦の海沿いの高台にあるカフェ。
この場所はもともと船番所で、船の出入りや安全を管理する港湾管理事務所的な場所だったそうです。
そんな船番所跡にあるカフェで鞆の浦の景色を眺めながら、まったりするつもりが他の場所でまったりし過ぎたため、営業時間が終了となり行けませんでした泣
次に鞆の浦へ行った時に立ち寄りたいと思います!
鞆の浦のオススメランチ
季節料理 衣笠|「鯛うずみ」や「鯛めし」を堪能
季節料理 衣笠とは?
鞆の浦の町中の北側に位置する和食料亭。
福山の郷土料理「鯛うずみ」をはじめ、鯛料理や和食を中心とした料理が食べられるお店です。
福山の郷土料理「鯛うずみ」
白いご飯と漬けられた鯛の上にとろろと青じそが乗った一品。
さまざまな薬味をトッピングしながら、お出汁をかけていただきます。
白いご飯、とろろ、漬け鯛、お出汁が相まって、食が進みます。罪悪感がないヘルシーなメニューなので、この後にカフェなどにも立ち寄ってスイーツをしっかり満喫されたい方にもにもオススメです!
鯛茶漬けもタコの唐揚げも絶品!
他にも鯛茶漬けやタコの唐揚げも注文させていただきました。
写真を見ていただいて分かるとおり、どう考えても美味しいです!
瀬戸内海の各地はタコ漁も盛んだったりします。肉厚なタコだけれども程よい歯応えでジューシーさを味わえる一品でした!
他にも魅力的なメニューがいろいろ!
私のイチオシは「鯛うずみ」でありますが、他にも食べてみたいと思わせるメニューがたくさんあります。
店内に掲示された「本日の一品料理」も魅力たっぷりのラインナップです。
全国各地の日本酒も取り揃えておられます。
訪問時は、私が激推しする銘柄である佐賀の「光栄菊」や茨城の「来福」といった日本酒の用意がされていました。この銘柄をチョイスしている時点で、もう拍手喝采です笑
ぜひ鞆の浦にお越しの際には、衣笠さんでお食事を楽しんでみてはいかがでしょうか!
衣笠の駐車場
お店の前にある道路を挟んで、すぐの場所に数台が停められる無料の駐車場があります。
またすぐ近くには、有料の市営駐車場やコインパーキングもあります。
鞆の浦までのアクセス
鞆の浦までのアクセスや行き方については、以下リンク先の別記事にて紹介しています。
鞆の浦周辺のオススメスポット
車で30分以内のオススメスポット
車で30分以内に行ける主な観光地は、広島県福山市周辺にある観光スポットです。
・やぶ椿と水仙の里(広島県福山市)
・福山城(広島県福山市)
・福山自動車時計博物館(広島県福山市)
車で1時間以内のオススメスポット
車で1時間以内に行ける主な観光地は、広島県福山市や尾道市、三原市周辺にある観光スポットです。
・大島神社(広島県三原市)
・尾道商店街(広島県尾道市)
・千光寺(広島県尾道市)
・しまなみ海道の島々(広島県尾道市・愛媛県今治市)
・白滝山展望台(広島県尾道市)
・矢掛宿(岡山県矢掛町)
・岡山天文博物館(岡山県浅口市)